今回は、習慣化の学校の『人生を変えるプログラム』を受講された50代会社員のT.Uさんにインタビューしました。
更年期や介護など、人生の変化に直面する中で、自分の軸を整えたいと願い受講を決意。小さな行動の積み重ねと対話の力で、見えてきた未来とは――?
ずっと頑張ってきた私へ、モヤモヤから抜け出したかった
ーー受講前は、どんなことに悩んでいましたか?
これまで、会社でも家庭でも元気に頑張ってきました。でも、更年期に入って体調が優れない日が増え、思考がグルグル巡って、物事を先延ばしにすることが多くなっていました。
仕事、家庭、子育て、親の介護、そして定年…。色んなことが重なって、「私は一体何がしたいんだろう?」と悩んでいた時期に、この『人生を変えるプログラム』と出会いました。定年後の仕事や楽しみを見つけたい、そして色んな世代の人と対話しながら仲良くなれたらいいな、という期待もありました。
ーープログラムを受講して、どんな変化がありましたか?
プログラムの中で印象的だったのは、小さな行動を“チャンクダウン”して、無理なく取り組めたことです。
例えば、朝ヨガをする、夜更かしをしない、といった具体的な行動を少しずつ習慣にしていくことで、生活のリズムが整って、日々の満足感が上がっていきました。
また、感情にも丁寧に向き合うことができ、自分の「怒りのパターン」に気づけたのも大きかったです。無意識に反応していた自分を俯瞰できるようになり、冷静に対処できる場面が増えました。
「書く瞑想」で思考と感情が変わっていった
ーー書く瞑想を書き続けたことも印象的だったそうですね。
はい、とても大きな気づきがありました。最初は「放電」ばかりでしたが、少しずつ「充電」に意識を向けられるようになり、日常の中にある小さな幸せに気づけるようになりました。
未来日記の取り組みも効果的でした。「今日やるべきこと」を“できたこと”として書くことで、まるで実際に成功したような感覚が生まれ、自信がついていくんです。続けるうちに、自己肯定感がグッと高まりました。
“やりたい”をすぐ行動に!迷いの霧が晴れてきた
ーープログラムの環境についてはどう感じましたか?
講師の方の関わりはもちろん、サポート体制がとても手厚かったです。個人セッション、日記へのコメント、Zoom懇親会、リアルイベント…自分を見つめる機会が本当にたくさんありました。
何より嬉しかったのは、安心して自分を出せる「サードプレイス」があったこと。年齢を気にせず参加できる雰囲気だったので、素直に話すことができ、他の受講生とも深い対話ができました。この環境の力は、本当に大きかったです。
ーーこれからの目標を教えてください。
これからは、「やりたい」と思ったことはすぐに口に出して、すぐ行動に移していきたいと思っています。自分の感情に蓋をしない、自分のご機嫌は自分で取る。定年も“与えられるもの”ではなく“自分で決める”もの、そう思えるようになりました。
今は、自分の「欲求の地図」が描けている感覚があるので、近い未来にきっと実現していける気がしています。
編集後記
「何をしたいか分からない」と悩み続けていたT.Uさんが、今では“やりたいことが見えている自分”に。
小さな行動の積み重ねと、安心できる対話の場が、思考と感情の流れを変えていく。その過程がとてもリアルで、温かくて、勇気をもらえるインタビューでした。