今回は、「習慣化の学校」の『人生を変えるプログラム』を受講された40代会社員・S.F.さんにインタビューしました。
明確な目標がないまま日々が過ぎていく不安、自分にも他人にも思うように働きかけられないもどかしさ——そこから抜け出すために、思考や感情の習慣を見つめ直したS.F.さんの変化の軌跡を伺いました。
キャリアのもどかしさと不安〜目標が見えず、動けない自分に焦っていた〜
ーー受講前は、どのような気持ちで過ごしていましたか?
講座に参加する前は、キャリアに対して漠然とした不安を抱えていました。「このままでいいのかな…?」と思いながらも、具体的な行動には移せず、ただ時間が過ぎていく毎日でした。
マネージャーとしても「チームをうまくまとめたい」と思いながら、自分も他人も思うように動かせないことに、もどかしさを感じていました。楽しいことややりたいことはあるのに、何が一番大事なのかが分からない。
そんな状態を何とかしたくて、思考や感情の習慣という新しい視点を学びたくて受講を決めました。
ーー受講中に印象に残っている学びはありましたか?
一番印象的だったのは、「自分がどんな人間なのか」を深く知ることができたことです。
同じテーマで同じタイミングにワークをして、他の受講生と内容を共有する中で、「こんなにも考え方が違うんだ!」と実感しました。
頭では「人それぞれ違う」と分かっていたつもりでしたが、体感としてそれを受け止めたことで、自分の「こうあるべき」が少しずつ外れていったんです。以前は自分の考えに固執していた部分もあったのですが、「違っていていい」と心から思えるようになりました。
視点を変えたら、世界が変わった
ーー講座を通じて、どんな変化がありましたか?
周囲の環境は何も変わっていないのに、「物事の見方」が変わったことで、世界の見え方がまるで違って感じられるようになりました。
たとえば、これまでは「一つの道を突き進まなきゃいけない」と思い込んでいましたが、「他の選択肢を試してみてもいい」と思えるようになったのは大きな変化でした。
今では、やりたいことや将来のビジョンを人に話すようになり、むしろ「聞いてほしい!」と感じています。以前は目標が曖昧で人に話すのが怖かったのに、今ではフィードバックをもらうことで自分の考えが整理されていく実感があります。
ーー講座の環境やサポート体制はいかがでしたか?
この講座のすごいところは、「無理なく、自分の気づきを得られる環境」が整っていることでした。押し付けられるようなことは一切なく、自分のタイミングで学びを深められるのが、とてもありがたかったです。
また、講師やサポートの方々が本当に丁寧に寄り添ってくれるので、安心して心を開いていくことができました。自分だけでは気づけなかったことに、自然と気づける場があるって、とても貴重だなと感じました。
見切り発車でも、一歩踏み出せる自分へ
ーー今後の目標について教えてください。
これからは、自分の「やってみたい」をビジネスという形にしていきたいです。
まだ達成できるかどうかは分かりませんが、あえて少し大きな目標を掲げながら、それに向けて小さな習慣をコツコツ積み重ねていくつもりです。
今は「見切り発車でもいい」と思えるようになったので、常に“次の波”に乗る準備をしておこうと思っています。この講座で得た視点を活かしながら、これからも自分らしく前進していきたいです。
編集後記
「キャリアの方向性が分からない」と語っていたS.F.さんが、今では“やってみたい”を形にしようとしています。
視点を変えることで、見える世界も変わる。そして、環境の力が、心の変化をやさしく後押ししてくれる。
行き詰まりを感じるすべての人に読んでほしい、視界がひらけるようなインタビューでした。