定年までに“迷わない自分”へ。50代会社員の新たな挑戦と変化

今回は、習慣化の学校『人生を変えるプログラム』を受講された50代の会社員・Yさんにお話を伺いました。
定年後の生き方に不安を抱きながらも、「自分の得意分野を活かしたコーチング」にチャレンジしたいという想いを胸に受講を決意。そこから始まった変化の数々と、今後への決意について語っていただきました。

定年後の不安 〜“どう生きたいか”を考えはじめた〜

ーー受講のきっかけは何だったのでしょうか?

定年退職まであと10年を切って、「これからの人生をどう生きたいか」を真剣に考えるようになりました。この期間に、自分が他者に自信を持って提供できるものを見つけて磨き、それを形にしていきたい。そんな思いから、「自分の得意分野を活かすコーチング」に挑戦したいと考えたんです。

その第一歩として、この『人生を変えるプログラム』に参加することを決めました。

ーー印象に残っているプログラムの内容を教えてください

一番印象的だったのは、「放電・充電日記のグループ投稿」です。仲間からのフィードバックをもらうことで、自分自身を客観的に見つめ直せたことが大きかったですね。

仕事では、特に部下への関わり方に変化がありました。以前はイライラした感情のまま対応してしまうことが多かったのですが、今では一度立ち止まり、感情と切り離して冷静に対処できるようになりました。それだけで、マネジメントが格段に楽になりました。

小さな習慣が、人生の視点を変えていった

ーープライベートでの変化はありましたか?

はい。読書や運動の習慣が自然と身につき、日々の内省を通じて「これからどう生きるか」を深く考えるようになりました。

さらに、自己肯定感が少しずつ上がってきたと感じます。これまでは「なんとかなる」と受け身で物事を考えていましたが、今では「自分がなんとかする」という主体的な考え方ができるようになり、人生に対する見方がポジティブに変わってきました。

誰かの人生を変えられる存在になりたい

ーープログラム期間中のサポートはどうでしたか?

「ここまで関わってくれるのか!」と驚くほど、講師やサポートの方々の関わりが深かったことに感動しました。ただ知識を得るだけでなく、実践できる“場”が用意されていたことが、変化を起こす大きな要因だったと思います。

だからこそ、今は「私も、このレベルで人と関わる存在になりたい」と強く思っています。変わりたいと願う人々の人生を少しでも後押しできたら、それが私にとって最高の幸せです。

ーー受講を経て、今後どんなビジョンを描いていますか?

この講座を通じて、定年までの時間をどう過ごすかが明確になりました。今、目指しているのは「60歳までに、人生に迷わない自分になる」ことです。

そのために、

習慣化コーチとしてのコンテンツを確立する
来年から社内コーチとしての活動をスタートさせる
さらに多くの人に影響を与えられる存在になる

という3つの柱を立てて、今も行動を続けています。

編集後記

“定年後の漠然とした不安”を、“明確な目標”に変えたYさん。
その背中には、「人生はいつからでも変えられる」という力強いメッセージが込められていました。変化の鍵は、ほんの小さな一歩と、本気で関わってくれる環境。それを体現しているYさんのこれからが、とても楽しみです。